国会正門前で「5・3憲法大行動」開催される
5月3日午後、国会正門前で、「とりもどそう!民主主義、立憲主義 2021平和といのちと人権を! 5・3憲法大行動」が開催された。
はじめに、主催者実行委員会を代表して小森陽一さん(東京大学名誉教授・九条の会事務局長)があいさつに立った。
小森さんは、「かつてない緊迫したなか、74回目の憲法施行日を迎えた。安倍首相の改憲政治を受け継いだ菅政権は連休明けの国会で、国民投票法案改正の採決を狙っている。また、菅政権の無策によって新型コロナウィルスは拡大するばかり。多くの方が働く場所を失い貧困に追いやられている。とりわけ多くの女性たちにしわ寄せがいっている。生存権を保障する憲法25条に、菅政権の政治はまったく違反している。だからこそ憲法25条、男女平等を規定した24条をちゃんと政治の場で実現しろと主張していかなければならない。憲法13条に規定された、生命、自由、幸福追及に対する権利が私たち一人ひとりにあるんだということを明確にしたい」と発言した。
リレースピーチは、雨宮処凛さん(反貧困ネットワーク世話人)、立憲民主党・枝野幸男代表(リモート)、日本共産党・志位和夫委員長(リモート)、社会民主党・福島瑞穂党首、沖縄の風・伊波洋一参議院議員、れいわ新選組・山本太郎代表からのメッセージ、羽場久美子さん(神奈川大学教授)、清水雅彦さん(日本体育大学教授)、田中優子さん(法政大学前学長)、山口二郎さん(法政大学教授)。実行委員会からの行動提起で閉会した。
生活者ネットワークメンバーも各地から参加した。