市民社会を強くするために

宿泊研修報告

統一地方選挙の直後、ゴールデンウィークの真っ只中の5月1、2日に、生活者ネットワークの宿泊研修を行いました。
場所は、国立女性教育会館で、参加者は、今回当選した新人市議・区議を含めた約90人の参加でした。

初日は講演会方式で、「市民社会を強くするための議会改革」というテーマで法政大学教授の宮崎伸光さんに講演いただきました。
広がる格差社会の現状から政治、議会、議員の役割をひも解かれ、議会の不思議や議員特権、議員優遇の話なども交え、政策実現のための議会をどのようにつくっていけばよいかについてお話いただきました。
続いて、生活者ネットがかかわったいくつかの条例提案について、提案にいたる活動事例を該当地域から報告してもらい、今後の活動のヒントとしました。

夕方からの交流会は、各地域から、涙あり、笑いありの選挙活動の報告を行ない、おおぜいのボランティアに支えられたこと、市民からの激励や共鳴をいただいたことなどの数々のエピソードを共有し、多くの市民から信任を受け、責任をもってこれからの活動をスタートしていくことを確認する場となりました。

翌日は、地域が必要とする事業を起業した市民からの報告を受け、その後各分科会に別れ議論を深めました。
報告事例は、環境NPOの自然エネルギー利用や緑を増やすエコ事業、菜の花を利用した循環型社会づくりの取り組み、子どもや高齢者の地域の居場所づくり、移動サポート事業など。

これからの4年間、地域に密着した活動をどう展開するか、また、「議会の常識は世間の非常識」といわれ、議会や議員なんて要らないといわれる議会ではなく、市民社会を豊かにするための政策実現を行う「必要とされる議会」「開かれた議会」への改革を推進するために、今回の研修を活かしていきます。

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