未来は変えられる! 戦争ではなく平和なくらし! 2025憲法大集会開催される
憲法記念日の5月3日、江東区の有明防災公園で、「未来は変えられる! 戦争ではなく平和なくらし! 2025憲法大集会」が開催された(主催:平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委員会)。参加者は、3万8000人。生活者ネットワークメンバーも各地域から参加した。
集会のスローガンは、以下。
私たちは
- 改憲発議を許さず、憲法をいかし、平和・いのち・くらし・人権を守ります。
- パレスチナの恒久的停戦とウクライナからの撤退、憲法9条をいかした平和外交を求めます。
- ミャンマーや韓国市民などの民主化運動に連帯し、東アジアの平和を求めます。
- 台湾有事の扇動を許さず、敵基地攻撃能力の保有と日本全土へのミサイル基地配備の撤回を求めます。
- 平和主義をつらぬき、核兵器のない世界をめざして、日米軍事一体化と軍拡増税、武器輸出を許しません。
- 沖縄の民意を踏みにじる辺野古基地建設に反対し、米兵による性暴力を許さず、日米地位協定の抜本的改定を求めます。
- 原発推進政策を撤回し、再生可能エネルギーへの転換を求めます。
- ジェンダー平等を実現し、選択的夫婦別姓の法制化、個人の尊厳を大切にする社会をめざします。
これら実現のため共同の輪をひろげ、参議院選挙でも金権腐敗、憲法破壊の自民党政治に審判をくだし、安心してくらせる社会をめざします。
メインスピーチに登壇したのは、中央大学名誉教授・憲法学の植野妙実子(うえのまみこ)さん、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)・代表委員の田中熙巳さん、政治経済評論家で元経済産業省官僚の古賀茂明さん。
国会議員からの連帯あいさつは、辻元清美さん(立憲民主党)、田村智子さん(日本共産党)、くしぶち万里さん(れいわ新選組)、大椿ゆうこさん(社民党)、伊波洋一さん(沖縄の風)。
市民連合連帯あいさつは、東京大学名誉教授の佐藤学さん。続くリレートークでは、沖縄からの声を慶応義塾大学生の崎浜空音さん、ジェンダー問題をSRHR市民社会レポートチームの高井ゆと里さん、国際連帯について日本国際ボランティアセンターの高橋千絢さん・源島菜月さんが、それぞれのテーマについてアピールした。
クロージングの合唱で集会終了後、参加者は2コースに分かれてパレードに出発。街の人たちにむけて「武力で平和はつくれない」「戦争反対」「憲法をいかそう」「原発止めよう」「ジェンダー平等を実現しよう」「辺野古新基地建設反対」など訴えた。