コロナに負けるな!子どもアンケートのまとめ

東京・生活者ネットワーク子ども部会では、新型コロナ感染症による生活の変化が子どもたちにどのような影響を与えているのか、子ども自身と保護者それぞれの声を聴き、どうすれば毎日を幸せに過ごせるかを一緒に考え政策に活かしていくためにアンケート調査を行いました。

ここに、アンケートのまとめと集計結果をお知らせし、今後の政策に活かしていきます。アンケートにご協力をいただいた皆様ありがとうございました。

 

目的
コロナ禍での生活の変化について子ども、保護者の生の声を聞く

 

期間
2022年3月31日~5月31日

 

回答数
小・中学生     98人
高校生       12人
やさしいにほんご   5人
保護者       175人

 

回答結果

詳細は調査報告ページからご覧になることができます

リンク https://www.seikatsusha.me/reserch/covid/

 

 

【結果分析】

コロナ禍での生活の変化の中で、子どもたちに影響が大きかったこと

  • マスクの着用

最も記載の多かった内容はマスクの着用に関することでした。小中学生98人中、マスクをつけたいは30人、つけない方がよい18人、つけたくないけどつける30人、周りがつけたらつける19人という結果でした。学校でマスクが苦しいときは、外せる41人、外せない14人、外しづらい42人です。外せない、外しづらいを合わせると56人(58.1%)で約6割の子どもが外したくても外せないでいます。

子どもたちの中にはマスクをしないで大声で話す人への不安を示す回答ありましたが、マスクの着用を先生や友達から指摘されるのが嫌で学校に行きたくなくなるという回答も複数ありました。

保護者からは、マスクの着用による具体的な健康被害(肌荒れ、呼吸が苦しい、酸素不足による脳の発育への悪影響)の他、表情がわからずコミュニケーションに支障をきたすのではないか、コミュニケーション力に影響が出るのではないか、子どもが同調圧力の影響を受けやすくなるのではないか、マスク着用の一方的な注意を受け不登校気味になっている、などの不安が多く示されました。

  • 友達の家との行き来

友達の家で遊ぶという行き来がなくなり、休校の間も自宅で過ごすことが多くなったとの回答が圧倒的に多い中、今までと変わらず外で遊んでいるとの回答もいくつか見られました。

  • 休校

休校の間も、友達の家には行けず自宅にいることが多い。公共施設(児童館や図書館)も制限がある。子どもが自宅にいると親は仕事を休まざるを得ないと困っている様子が見られました。

  • タブレットの導入

タブレットが導入されたことで画面に向かうスクリーンタイムがとても多くなったとの回答が圧倒的に多く、もう制御できないと感じている保護者が多く見られました。また、そのことが健康や発達、人格の形成に影響があるのではと心配する回答が多く見られました。

  • 行事の中止

学校行事の中止によって、他の人と一緒に力を合わせて何かを成し遂げるという体験やコミュケーションのとり方を学ぶ機会が減り成長に影響があるのではないかと感じている保護者が多くいました。

  • 運動不足、遊びの不足

休校や、スクリーンタイムの急増で運動不足、体力の低下があるとの回答が多く見られました。また、いろいろな制約が多く「思いっきり遊べない」という訴えが多いことは、子どもにとって深刻な状況であると感じさせられました。

  • 給食の黙食

黙食はつまらないと圧倒的多数の子どもが回答している一方で、喋っている子がいることを不安に思っている回答や静かで良いとしている回答もわずかにありました。黙食への対応としてテレビや放送を流している学校がありました。給食の時間が短すぎるという指摘が多くありました。

  • ワクチン接種

ワクチンについての考え方は親の考え方の影響が大きく、親とはよく話し合って決めていることが読み取れました。

 

まとめ

今回のアンケ―と調査を通して、子どもと保護者の生の声を聴くことができ、多くの気づきがありました。特に「マスクの着用」については一方的な着用の指導が同調圧力となり、苦しくても外すことができないなど、看過できない影響があることを重く見て、ステートメントを発表しました。(2022年8月17日)

その他、友達の家との行き来をなくした子どもが安心していられる居場所の確保、スクリーンタイムの急激な増大から子どもの健康を守る施策、他の人と力を合わせる体験やコミュニケーション力を培う機会など、子どもたちの健やかな成長のために提案すべき施策としてこの調査を活かしていきたいと思います。