2013.6.2 NO NUKES DAY ノーニュークスデイ のべ6万人が国会を包囲
2011年3月11日の福島原発事故から、2年3カ月近くが経過した。6月2日は、複数の市民団体がよびかけて、同日巨大アクション「6.2 NO NUKES DAY」がとりくまれた。
芝公園では、さようなら原発1000万署名市民の会主催による「6.2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」。李政美(いぢょんみ)さんのライブ演奏からスタート。呼びかけ人の落合恵子さん、大江健三郎さん、福島で有機農業を営んでいた渡部ミヨ子さんの訴え
につづき、中部電力浜岡原発、北海道電力泊原発、関西電力高浜原発、四国電力伊方(いかた)原発、九州電力川内(せんだい)原発それぞれの現地からの参加者が、再稼働を阻止しようと発言。原発ゼロノミクスをアピールする着ぐるみのゼロノミクマも登場。ルポライターの鎌田慧さんは「安倍政権は何も反省せず、財界の利益のため、再稼働しようとしている」と批判した。集会後、個人と市民団体の参加者約7500人が、東京電力本社前を通るコースで日比谷公園をめざしてパレードした。
この日は同時に、明治公園では、原発をなくす全国連絡会主催の「原発ゼロをめざす中央集会」が開かれ、全国からの2万人近くの市民が参集し、やはり国会をめざしてデモ行進。
二つの集会からのデモは、午後4時からの「国会大包囲」(主催:首都圏反原発連合)に合流した。
のべ6万人の参加者は、国会議事堂をぐるっと包囲し、手づくりのプラカー
ドを掲げ、ドラム、ダンス、歌など思い思いのパフォーマンス。自転車隊が何回も周回し「包囲完了!」を告げた。国会正門前では、国会議員のスピーチや、各原発現地からのアピールなどが続いた。山口県の中国電力上関(かみのせき)原発予定地に面する祝島(いわいしま)で30年以上原発建設に反対してきた島民の会のアピールもあった。(東京・生活者ネットワークは、上関原発計画にまったをかけるために活動する市民グループ「上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~ 略称:上関どうするネット」に賛同参加している)
「再稼働反対!」「原発いらない!」「子どもたちを放射能からまもろう!」「地震大国日本に原発いらない!」「世界のどこにも原発いらない!」の声がひびきわたる一日となり、参加者は、原発ゼロを実現するまで、この声を広げ、つながりあって行動を続ける決意を確認しあった。
6.2NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)を前に、東京・生活者ネットワークは、以下の二つの要請行動に賛同し、団体署名した。
◆日印原子力協力協定に向けた交渉停止を求める要望書 2013年5月27日 提出先:安倍晋三総理大臣、マンモハン・シン首相
◆もうこれ以上、海に空に放射能を流さないこと 放射性物質による環境汚染防止のため、環境基本法並びに関連法による厳正な法整備を求めます 2013年5月30日 提出先:安倍晋三内閣総理大臣、石原伸晃環境大臣、田中俊一原子力規制委員長