都知事選を終えて

石原知事は、具体的な政策を示めさないまま、4期目の当選を果たしました。
今回の選挙戦では、築地市場移転、新銀行東京、五輪招致などの都政の大きな
争点がありながら、しっかりと議論もされず、震災、原発事故による自粛ムードの中、選挙中の各候補の訴えも十分伝わらないまま、都民の選択肢が実質的に奪われたのは残念です。

同日に行われた杉並区の都議会議員補欠選挙は、自民党の公認候補が勝利し、都議会の構成も知事与党が過半数を握ることになってしまいました。
都議会においては、与野党が拮抗する中で、この1議席は、今後の都政運営に大きな影響を与えます。

今回の震災を踏まえ、液状化している豊洲の整備計画の再検証や税収減が予想される中での対応や、帰宅困難者などの防災施策の見直しなど都民生活に及ぼす影響についてもしっかりと検証していく必要があります。
生活者ネットワークは、都議会において、生活都市東京をつくるため、石原知事の具体的な施策については、提案型の姿勢を基本に、厳しくチェックしていきたいと考えます。

2011年統一地方選挙の後半戦、生活者ネットワークは、子ども、福祉、環境、防災、などの重点政策のもとに、地域の力、市民の力で自治するまちを実現するために活動してまいります。

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