生活者ネットは「新銀行東京の融資口利き」を行っていません

 先週末、東京新聞朝刊に「新銀行東京」に関わる記事が掲載されました。この記事の中で、元行員やブローカーによる不正融資や詐欺についての報道とともに、出所が不明な「あるリスト」なるものを引き合いにし、「新銀行東京」に対する「融資口利きリスト」として、個々の議員名はないものの、国会議員や都議会議員の所属する政党及び会派名がその人数とともに、記載されています。あろうことか、その中に、「生活者ネット2人」という記述がありますが、生活者ネットワークはこの件についての東京新聞からの取材は一切受けておりません。

 「新銀行東京」に対する口利き行為は、一般都民が知りうる情報の提供の水準を超えて、議員の地位を利用し、個別の融資等の審査に対して影響力を行使しようとすることです。都議会生活者ネットワーク所属議員4人全員は、これまで、融資等の審査に対して影響を与えようとする口利き行為を行った事は一切ありません。ましてやその見返りを求めたことがないことは、いうまでもありません。

 しかし、「新銀行東京」の経営悪化に関する、都議会関係者の関与や元行員による不正疑惑が、現に存在していることは否定できません。「新銀行東京」の設立と経営についての、石原都知事の政治責任をただす立場の都議会が、もし仮に、この経営悪化に手を貸し、都民全体に不利益を与えることがあったとしたら、断じて許されるものではありません。
 私たち生活者ネットワークは、その真相解明のために関係者に対する情報の公開を求めるとともに、自らの説明責任を果たすために、議会の調査に積極的に対応することを明確にします。  

以上

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