心を癒すペットとの共生

近隣住民とのトラブルどう防ぐ?

ペットを飼う人が増え、ペットが心を癒してくれる家族の一員としてなくてはならない存在になっている一方で、トラブルも数多く見聞きします。
八王子・生活者ネットワークは、人と動物が共生できるまちにしていくために、“犬”に絞ってアンケート調査を実施しました。

調査は、八王子市内の新興住宅地の約2000世帯を対象とし、対面による聞き取りと、郵便受けに投函し返信用封筒で送り返してもらう方法で行いました。反応は上々で、約250件の回答が寄せられました。

調査結果から、路上の糞、塀や門扉・植え込みへの放尿、ノーリードによる怖い思いをした経験、無駄吠えによる騒音…などの問題が多いことが確認されました。

明らかになった問題について、専門家のアドバイスを仰ぐシンポジウムを開催しました。市民が問題と捉えている犬の行動は、飼い主が、犬の特質と犬種の特徴を知り、それにあわせた飼い方をしていれば、問題は発生しないということです。
つまり、問題の発生は、飼い主が、犬の特質、特徴を知らないことに起因していると考えられ、飼い主への啓発活動が鍵となります。

家族の一員でもある大事なペットと、トラブルなく共生していくためにも、きちんとしたルールが必要で、飼い主への啓発、処分される犬猫をなくすための避妊への助成、トラブルを減らすドッグランの運営など、自治体への提案が見えてきました。

八王子ネットは、一連の活動で見えてきたこれらの政策を提案していく予定です。

東京・生活者ネットワーク運営委員/八王子・生活者ネットワーク代表 南雲玲子

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