第3期東京都男女平等参画審議会発足にあたって

 本日、第3期東京都男女平等参画審議会の新しい委員が発表されました。生活者ネットワークはかねてから当審議会の常設と各種委員会における女性比率を高めることを求めてきましたので、空白になっていた審議会の再開と、50パーセントを超える女性委員の登用は当然のことと考えます。一方、委員の中には、男女平等を推進することを目的とした審議会の委員としてふさわしいかどうか疑問を感じざるを得ない方も見られるのは非常に残念です。
 東京都男女平等参画条例にあるように「今なお一方の性に偏った影響を及ぼす制度や慣行などが存在」する社会にあって、男女平等参画審議会に求められる役割は、固定的な性別役割分業の払拭、間接差別を是正し、男女を問わず、すべての人の人権が対等に保障され、民主的な社会の形成に叡智を寄せ、力を尽くすことです。
 現在の男女平等参画のための東京都行動計画が今年度で終了することから、今期の審議会では新たな行動計画策定が主要なテーマとなります。民主的な運営の下、現計画の課題別検証を前提に、前向きな議論を進め、男女平等社会の実現に寄与する行動計画が作られることを、生活者ネットワークは、強くもとめます。

東京・生活者ネットワーク
代表 藤居阿紀子、山口文江、佐久間寛子

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次