留学生、就学生が抱える問題は山積み!

「政策ゼミ 留学生in東京」を開校

 東京・生活者ネットワークでは、若い人が政治を身近なものにすることを目的に、学生を中心にした若い人たちの政策ゼミを開催しています。ゼミでは実際に政策を作成し、それを生活者ネットワークの議員が、都・区・市議会の質問につなげてきました。
 今回、新たに留学生、就学生を対象とした「政策ゼミ 留学生in東京」を開校しました。日本で学ぶ外国人学生が抱える課題の解決を探り、多文化共生のまちづくりを提案していきます。
 10月16日の開校式では、明星大学人文学部人間社会学科教授・渡戸一郎さんを講師にお招きし、「東京は留学生にやさしい?多文化共生のまちづくり」と題した記念講演を行いました。1983年に中曽根内閣が掲げた留学生10万人計画は、2003年にその数字は達成されましたが、学習環境や生活環境など留学生を取り巻く状況は厳しいままです。就学生、留学生に分けられる在留資格の問題、留学生支援プログラム(奨学金、住宅など)の不備、生活に追われるがゆえの日本人との交流の不足、そして最近顕著になった外国人取締りの強化、テロ対策による外国人への偏見の助長等々、日本で学ぶ外国人学生の問題は、山積みです。
 「政策ゼミ 留学生in東京」では、これらの問題を解決するために、自治体は何をすべきかを追求し、1月に、「市民と行政の協議会」の開催を目指します。
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