立憲民主党「ジェンダー平等推進本部」のヒアリングに臨んで

2018年2月28日 17時57分 | カテゴリー: トピックス, 女性, 活動報告

生活者ネットワークの提言をする政策委員長の岩永康代

2月27日、衆議院第二議員会館において、昨年12月に設立した立憲民主党「ジェンダー平等推進本部」の総会がありました。その総会の際に、クオータ制に向けての諮問があり、日頃よりクオータ制度導入、パリテの実現、女性や困難を抱える当事者の政治参画に向けて熱心に活動している関係団体に呼びかけられ、生活者ネットワークからは岩永康代(東京・生活者ネットワーク政策委員長/国分寺市議会議員)武内好恵(東京・生活者ネットワーク組織対策委員長)が参加しました。生活者ネットワーク以外の発言者は、PARITE50/50(パリテ)、北京JAC、クォータ制を推進する会、女性と人権ネットワーク、国際女性の地位協会、全国フェミニスト議員連盟の計7団体でした。

諮問事項は「国政、地方自治体選挙におけるパリテの実現に向けて、立憲民主党に必要とされる政党内部の仕組み、方針、その他女性候補者擁立を妨げる要因、障壁を取り除くための方策について」が各団体に提示されそれぞれが提言を行うものでした。それぞれの持ち時間は10分。各団体のヒアリングは答申として取り扱うということでした。

生活者ネットワークからは

◆「政治分野における男女平等参画推進法」を早期に成立させる。

◆非拘束名簿方式を拘束名簿方式にし、交互に男女にする。または女性の割合を50%とする。

当日のプログラム

◆立憲民主党に必要とされる政党内部の仕組み、方針については

①政党の綱領・規則に入れる

②独自のクオータ制のルールを作る

③執行部、役員にも女性の割合を増やす

④女性議員を続けるための支援・援助を行う

⑤政党の枠を超えて、本日のような市民団体等との連携・意見交換の場を設ける

◆その他女性候補者擁立を妨げる要因、障壁を取り除くための方策

①性的役割分業に対する意識、女性の政治参画に対する無理解・偏見に対して

→女性が議員になるための政治スクールの開催や、シチズンシップ養育をすすめる中で、考え、学ぶ場を設ける

②子育てと介護の両立支援に向けて

→ジェンダーに配慮したインフラおよび議会文化の整備または改善

③キャリアの中断への危惧(候補予定者)に対して

→政治に参画することが有意義であると思われる文化を創るとともに、それが、元の職場、仕事に戻った時(また戻らない場合も新たな人生において)、議員経験が有効に機能するような社会にする 等の意見を出しました。

そもそも、クオータ制は「民主主義の帰結として国民構成を反映した政治が行われるよう、国会・地方議会議員候補者など政治家や、国・地方自治体の審議会、公的機関の議員・委員の人数を制度として割り当てる」意味を持ちます。

生活者ネットワークは、暮らしを豊かにするためのひとつの「道具」として政治を使いこなすことが必要として活動しています。

しかし、国会等の議論を見ると、政局がらみの対決が前面に出て、本来の「暮らし」「社会」のための政治議論になっているとは思えないと感じますが、この原因のひとつには、国会議員の構成が偏っていることです。結果として、多様な意思が反映できておらず、さらに、選出した国民の方も、偏った構成にどれくらい違和感を持っているのか、国会を“特異な世界”として、私たちの意見が反映されない、通じないと諦めてしまっています。

つまり、政治が、本来の役割を果たすためには、「政治分野における男女平等参画」が不可欠なのです。そして、政治が本来の機能を果たすことが、政治への信頼を取り戻すことに繋がり、多様な人々が、頑張って“議員として”政治に参画してみようかと思える社会になっていくのではないでしょうか。

各団体からも、まずは党内人事に女性を入れなくてはダメ、女性ファーストでなきゃダメ、政治的マイノリティを優先すること等などかなり厳しい提言が飛び交いました。

このような発言の機会を得たことには女性の政治参画を推進するうえで重要なことであり、どの団体もほぼ好意的に受け止め、定期的な意見交換の場が必要であると認識することができました。

ジェンダー平等推進本部事務局長 大河原雅子さん

女性の政治参画で地域から政治を変えたいと40年間活動してきた私たち生活者ネットワークとしても「政治分野における男女平等参画推進法」法律の制定に向けた取り組みと共に、立憲民主党みずからが「政治分野における男女平等参画」の実現にむけての動向に注目していきます。