2016年第2回定例会を終えて(談話)

2016年6月16日 11時13分 | カテゴリー:ステートメント, トピックス, まちづくり, 議会改革

2016年第2回定例会を終えて(談話)

 

2016年6月15日
都議会生活者ネットワーク
幹事長 西崎 光子

 

本日、第2回定例会が閉会しました。

舛添要一知事の一連の公私混同、公金の私的流用問題などにより、今議会は完全に空転状態となりました。本日舛添知事の辞職願が提出されましたが、政治とカネの問題をうやむやにしてはなりません。

今回の一連の問題は、高額の海外出張や公用車の不適切な使用に始まり、政治資金の使い方について私的流用が次々と明るみに出ました。政治資金は、使用にあたって政治家の良識が問われる類のお金ですが、知事自らが道義的な判断をすることなく、弁護士に丸投げし「不適切ではあるが違法ではない」というお墨付きを引き出しただけでした。

知事は記者会見や所信表明でも、登壇した全会派が政治姿勢を質した代表質問、一般質問でも、さらには総務委員会の集中審議においても、謝罪と反省に終始し、肝心の疑問点については、珍妙な言い訳を並べただけで、具体的な説明を何ひとつしませんでした。非常識な使途と弁明が、説明を重ねるたびに都民の疑念をふくらませ、政治家不信、政治不信を著しく増幅させ、あらためて知事の倫理観、資質が問われることとなりました。

知事が辞任したとしても、都議会は、都民に対し事実を明らかにするため、議会の権能を使い、百条委員会の設置が必要です。

この間、寄せられた苦情が3万件を超えた都庁は機能不全に陥っています。都政を停滞、混乱させた罪は重大です。度重なる外遊について、「都市外交の成果を見てほしい」と知事は胸を張りましたが、都民は、「世界一の都市」「史上最高のオリンピック」をめざした成果を求めているのではなく、もっと足元の子育てや介護などの問題にこそ目を向けるべきでした。

この4年間で3人も知事が辞任し、そのうち2人は「政治とカネ」の問題によるものであり、都政は最悪な事態となっています。失墜した都政への信頼を回復するのは、簡単ではありません。

 

昨年10月設置された「都議会のあり方検討会」は、限られた会派のメンバーにより非公開で始まりました。参加会派から多くの検討項目が出されましたが、ようやく今議会に定数条例の改正が提案されました。国勢調査の速報値に基づいた人口比では6増6減であるにもかかわらず、あり方検討会座長案の2増2減で決定し、これでは改革と呼ぶに値しません。

残された任期は残り1年となり、前18期からの積み残しである通年議会や費用弁償についても検討すべきであり、セクハラやじを発端とした男女平等など重要課題にも取り組んでいかなければなりません。

今や、都議会への有権者の目は日増しに厳しくなっており、開かれた議会をめざすために、全会派をメンバーとして情報公開を進めながら、都議会を改革していくことが重要です。

 

都政の課題は山積しており、若者の雇用環境や保育園の待機児、子どもの貧困の問題など、なんとしても解決策を見出していかなければなりません。これから都知事選挙になりますが、今度こそ真に都民のための都政運営を行う新しい知事の誕生を、都民とともに期待します。

都議会生活者ネットワークは、環境と福祉を優先した持続可能なまちづくりに向けて、生活者の声を都政に届けてまいります。皆様からのご提案をお待ちしております。