知事の政治姿勢を問う―猪瀬知事は潔く自ら辞職を

知事の政治姿勢を問う

東京都議会第4回定例会の開会直前に発覚した「猪瀬都知事の5000万円受領問題」。今議会はこの問題に耳目が集中し、総務委員会で集中審議が行われました。

「なぜ、徳洲会から5000万円もの金を借りることが出来たのか」「生活資金がなぜ、5000万円も必要なのか」などが、きちんと説明がされなければならないはずです。たとえ、それが個人的借金であったとしても、強制捜査を受け、東京都と利害関係にある徳州会から5000万円もの金を借りることの道義的・政治的責任はまぬがれません。職員のトップにたつ知事には、より高潔性と危機管理能力が求められるのは当然です。残念ながら生活者ネットワークは総務委員会に入っていないため、一般質問で、知事の政治姿勢を問い、辞任を求めましたが、知事は「粉骨砕身都政に尽くすことで都民への責任を果たす」というばかりでした。

総務委員会での各会派の執拗な質問に、知事の説明は二転三転し、疑惑解明にはほど遠い状況です。そのうえ突然、向こう1年間給料を返上するという条例を提出しましたが、「お金で解決できるという認識」こそが問題です。定例会閉会後も都議会総務委員会の集中審議は継続されますが、都政の停滞と混乱に終止符を打つために、猪瀬知事は潔く自ら辞職することが最善にして唯一の選択肢であると、生活者ネットワークは考えます。

2013年12月16日

                            東京・生活者ネットワーク

都議会議員 西崎光子

都議会議員 山内玲子

都議会議員 小松久子

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