9条改憲NO! 平和といのちと人権を 5.3憲法集会に6万人が参加

2018年5月7日 18時05分 | カテゴリー: トピックス, まちづくり, 国際・平和, 活動報告

9条改憲NO! 平和といのちと人権を 5.3憲法集会に6万人が参加

 

会場を埋め尽くした6万人の参加者が一斉にプラカードをかかげてアピール

5月3日の憲法記念日、江東区の有明防災公園を会場に、5.3憲法集会が開催された(主催:5.3憲法集会実行委員会 協賛:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会/安保体制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)。「雨」の天気予報で心配されたが、当日の開会時間には雨もあがり、風は強いが日差しもあるなか、若い人から年配者、親子連れなど6万人の市民が参加した。

 

 

 

集会スローガン:
私たちは
安倍政権のもとでの9条改憲は許しません
日本国憲法を守り生かし、不戦と民主主義の心豊かな社会をめざします

「軍隊は私たちの命を奪うことこそすれ、決して民衆を守るものではない。軍事力に依拠する安全保障は、私たちの命を危険にさらす。何があっても改憲を阻止しよう」と訴える、室蘭工業大学准教授の清末愛砂さん

二度と戦争の惨禍を繰り返さないという誓いを胸に、「戦争法」の廃止と求めます
沖縄県民と思いを共にし、辺野古新基地建設の撤回を求めます
被災者の思いに寄りそい、原発のない社会をめざします
人間の平等を基本に、貧困のない社会をめざします
人間の尊厳をかかげ、差別のない社会をめざします
思想信条の自由を侵し、監視社会を強化する「共謀罪」の廃止を求めます
これらを実現するために行動し、安倍政権の暴走にストップをかけます

政党の代表ら登壇者がそろって「9条改憲NO!」「安倍政権退陣」「いいね!日本国憲法」のプラカードをかかげた

11時からは、サブステージでのトークイベント、憲法カフェ、出店ブースがスタート。

メインステージでは、12時からコンサート。ユキヒロ(中里幸広)と「平和の鐘」合唱に、佐藤タイジの熱唱が続いた。

13時、落語家で芸人9条の会の古今亭菊千代さんの司会で、集会を開会。

高田健さんの主催者あいさつに続く、トーク1部には、作家の落合恵子さん、和光大学教授でジャーナリストの竹信三恵子さん、室蘭工業大学准教授の清末愛砂さん、一橋大学名誉教授の山内敏弘さんが登壇。竹信さんは、「戦時中、日本の軍事費は国家予算の7~8割にもなった。今も野放図に軍事費が増加しようとしており、そのために福祉や社会保障が削られ、若者の貧困対策に金が使われない。このままではまともな生活ができなくなる」と警鐘を鳴らした。清末さんは、辺野古の座り込み闘争やパレスチナの非暴力による抵抗運動を経験する中から「軍隊は私たちの命を奪うことこそすれ、決して民衆を守るものではない。軍事力に依拠する安全保障は、私たちの命を危険にさらす。何があっても改憲を阻止しよう」と訴えた。

おしどりマコ・ケンの二人は軽妙なトークで聴衆を引き込んだ

政党からは、立憲民主党の枝野幸男代表、民進党の大塚耕平代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の又市征治党首が登壇(自由党はメッセージ)。安倍政権の改憲に強く反対することを表明した。

漫才師でフォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」編集委員でもある、おしどりマコ・ケンさんのスピーチでは、3.11以降、原発事故を中心に取材を重ね、ドイツでの国際会議に招かれて参加するなどの活動を報告。とくに大事に考えている、憲法97条「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」を読み上げた。終わりの30秒で、アコーディオン演奏(マコ)にのせての針金細工(ケン)も披露し、喝さいを浴びた。

「人のいのちもくらしもまったく顧みない、私利私欲にまみれる政治家安倍晋三に、私たちのいのちとくらしを託すわけにはいかない。彼が奪おうとする憲法を守らなくてはならない」「全国からの支援を得て、沖縄での基地建設阻止の運動を闘っている」。非暴力の抗議行動に対して、機動隊の不当な暴力によって骨折などのけが人が出ている現状を報告する、沖縄平和運動センター議長の山城博治さん

トークの2部では、山城博治・沖縄平和運動センター議長が、辺野古の米軍基地建設に反対する運動を報告したほか、福島原発問題を武藤類子・福島原発告訴団長、高校生平和大使の活動を布川ひとみさんと重松舞衣子さん、教育と教科書問題を上山由香里さん、朝鮮高校無償化を東京朝鮮高校生徒・合唱部、武器輸出入問題を杉原浩司・武器輸出反対ネットワーク代表、貧困・格差問題を六郷伸司・ホームレス支援NGO代表、働き方改革を岡田俊宏・日本労働弁護団事務局長が、それぞれ訴えた。東京朝鮮高校合唱部は、朝鮮の童謡「故郷の春」と沖縄の歌「花」の2曲をうつくしい女声コーラスで歌い、おおきな拍手を受けた。

福島の現状を訴える、福島原発告訴団団長の武藤類子さん。武藤さんは、刑事裁判(東京地裁)での、傍聴者に対する、あまりにも過剰な持ち物・身体チェックについても報告した

「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」報告で、署名が、1350万筆を超えたことが発表されると、おおきな歓声がおこり、「さらに3000万筆をめざして運動を広げよう」と確認された。

次にプラカードコンクールで選ばれたグループが登壇。小さいものは「9条おにぎり」から長大な横断幕まで、それぞれが工夫を凝らしたものだ。

 

 

 

 

「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」報告で、署名が1350万筆を超えたことが発表された

 

 

 

 

「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の諏訪原健さんの連帯あいさつの後、行動提起に立った福山真劫・平和フォーラム共同代表は、「今日は全国250か所以上で、こうした集会が開かれ安倍改憲を許さない世論が高まっている」とし、毎週木曜の「森友学園疑惑徹底追及!安倍内閣は総辞職を!国会議員会館前行動」や、5月26日の沖縄・辺野古新基地建設に反対する国会包囲行動などへの結集を呼びかけた。

パレードへの出発を待つ参加者。江東区東雲の街から豊洲に向けてパレードでアピールした

ジンタらムータのクロージングコンサートに送られて、15時40分ごろから、参加者は、台場コース、豊洲コースに分かれてパレードに出発した。

各地の生活者ネットワークメンバーも、集会、パレードに参加した。