労働法学者・浅倉むつ子さんを迎え、東京・生活者ネットワーク新春の集い開催

2018年2月2日 15時11分 | カテゴリー: トピックス, まちづくり, 労働, 活動報告

労働法学者・浅倉むつ子さんを迎え、東京・生活者ネットワーク新春の集い開催

2018年1月31日、新宿区のベルサール西新宿ホールを会場に、「東京・生活者ネットワーク 2018年新春の集い」を開催した。

 

第1部:基調講演「働き方改革~生活時間を取り戻す~」
労働法学者・浅倉むつ子さんに聞く!

 

東京・生活者ネットワーク新春の集いで講演する、早稲田大学教授の浅倉むつ子さん

2部構成で行った集い。東京・生活者ネットワーク代表委員・水谷泉による開催挨拶で幕を開けた第1部:基調講演では、「働き方改革~生活時間を取り戻す~」と題して、労働法学者・早稲田大学大学院教授の浅倉むつ子さんに聞いた。司会は、東京・生活者ネットワーク都議会議員の山内れい子がつとめた。

著書「男女雇用平等法論-イギリスと日本」(1991年)で優れた女性問題の研究・調査に贈られる「山川菊栄賞」

新春の集い第1部の司会をつとめる都議山内れい子

を受賞、近著に「雇用差別禁止法制の展望」などがある浅倉さんは、講演を始めるにあたり、安倍政権が進める「働き方改革実行計画」にふれ、計画は「生産性の向上」「労働生産性の改善」「出生率の改善」といったフレーズが羅列、「働く人の視点」と言いながらも、目するところは「経済成長優先(国

23区の生活者ネットがすすめる羽田空港機能強化問題プロジェクトが、都心低空飛行計画撤回を求める活動を報告。練馬区議のやない克子と前品川区議の井上八重子

勢回復)」オンリー。労働におけるジェンダー格差、非正規雇用や長時間労働が何によってもたらされたかなど、改革のベースとなる要因分析が欠落していると指摘した。憲法基盤である「基本的人権の尊重」から導き出される労働政策であるべきで、非正規労働や女性労働に対する差別待遇の撤廃につながっていく改革でなければならないこと。労働の質を変え、生活を豊かにするための「働き方改革」へ

政策委員会各部会の活動報告。女性部会:東大和市議のじつかわ圭子、環境部会:練馬区議のきみがき圭子、子ども部会:目黒区議の広吉敦子、福祉部会:小平市議の平野ひろみ

と意識変革し、政策転換をはかるために、浅倉さんが発起人の一人として取り組んでいる労働時間の短縮運動(*)を紹介。労働基準法の問題点とともに、時間外労働の規制や時間外の清算原則など、新たな法制化の必要性にも言及した。

【動画サイトはこちら】(提供:IWJ)

*東京・生活者ネットワークは2004年、都内に居住する若者379人(16~30歳)に聞く「若者の生活時間調査」および、269人(24~26歳)に聞く「東京に暮らす若い人たちの意識調査」を実施。翌2005年の東京都議会議員選挙では、「自分時間をとりもどす」をサブ・スローガンに、調査結果から見えてきた若者の生活環境、労働環境(ワークライフバランスや同一価値労働・同一賃金など)を改善するための政策提案を掲げ、活動を進めてきた。

第2部:交流集会
市民グループも結集!ワーカーズ・コレクティブとのコラボで開催

 

新春の集い第2部のあいさつに立つ、代表委員の大西由紀子

第2部:交流集会は、共に出資し共に労働を分かち合う「ワーカーズ・コレクティブ」(*)とのコラボ(食の提供)で開催。大西由紀子代表委員による開会の辞を皮切りに、運動グループ各団体、大河原雅子衆議院議員(立憲民主)ほか推薦関係議員、労働団体、知事・首長などが登壇。安倍政権下における諸課題

運動グループ各団体からの参加者

や、にわかに現実味を帯びる改憲発議問題を迎え撃つために、「政治をお任せにしない」広範な市民と連携しボトムアップの政治を実現することを共有する場とした。

さらには、多様な子どもの学びの場=フリースクール・東京シューレなどNPOや市民活動

推薦連携する国会議員のみなさん

団体、市民グループがマイクをリレー。一人ひとりの人権が守られる政治、誰もがあたり前に暮らせる社会をめざして連携・協働することを確認し合い、新しい年のスタートを切った。

*地域課題を解決するために集まった市民らが、世代や障がいの有無などを超えて、共に出資・運営し、共に労働を分かち合う雇われない働き方「ワーカーズ・コレクティブ」を各地で立上げ、多種多様な市民事業を繰り広げている。米国やEU諸国ではあたり前のしくみであるにもかかわらず、国内では、労使関係を超えた働き方であることから様々な課題を抱えている。これを打破するための「(仮)協同労働の協同組合法」=いわゆるワーカーズ法制の実現にむけて、生活者ネットワークも活動をともにしている。

 

2018年は、地域政党にとっても正念場の年
日野・町田市議選全員勝利から始めよう!

 

2月の日野市議選の候補予定者白井なおこ、町田市議選の候補予定者わたべ真実・きくちしげことともに、代表委員の西崎光子前都議が閉会のあいさつ

新年の幕開け・新春の集い開会とともに、また新たな日が始まる。政治は片時も止まることはない。この2月には、日野市議選に新人の白井なおこ(2月11日告示、18日投票)が、町田市議選に現職のわたべ真実と新人のきくちしげこ(2月18日告示、25日投票)が、それぞれ挑戦する。地方の、それも統一選挙から外れる自治体選挙に対する関心度は高いとはいえない。しかしながら、憲法や条約、国の法理念や都条例など広域行政の行き着くところ、否!政治の主役=市民が日々の暮らしを立てる最前線が自治体なのであり、政策・施策の是非をきめ細かく裁量し実施にあたる自治体政治=地方政治の重要度はいや増すばかりである。

第1部講師の浅倉むつ子さん、衆議院議員の大河原雅子さんを囲んで、生活者ネットの代表委員、都・区・市議と候補予定者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設立から、満40年。東京・生活者ネットワークは参加と自治をモットーに、地域から政治にコミットする市民を増やす活動を積みあげてきた。東京に位置づく地域政党のパイオニアとして、都政はもとより、地域から中央政治(国政)をチェックし、主権者の声をきっぱり届けていく。
代表委員・前都議の西崎光子のあいさつで閉会した。

今年も、よろしくお願いします。