東京都市場会計補正予算案に反対-2017年第2回臨時会を終えて(談話)から

2017年9月6日 15時24分 | カテゴリー: ステートメント, トピックス, まちづくり, 活動報告, 環境, 議会改革,

2017年第2回臨時会を終えて(談話)

 

2017年9月5日

都議会生活者ネットワーク  山内 れい子

 

本日、第2回臨時会が閉会しました。

 

この臨時会に上程された市場会計補正予算案に、都議会生活者ネットワークは反対しました。補正予算は、豊洲市場への移転準備と築地再開発に向けた検討を内容としています。

 

昨年夏、豊洲新市場に「盛り土」がないことが発覚し、市場移転問題は大きく迷走してきました。盛り土を行わず地下ピットをつくったにもかかわらず、環境局が環境アセスメントのやり直しは不要と判断しました。このことは、再アセスにより開場が1年以上遅れるという影響を避けるためではないかとの疑念もあり、環境アセスメントをやり直すことを求めました。

 

また、この予算は、盛り土の代わりにコンクリート、土壌の無害化をあきらめて代わりに追加工事が盛り込まれました。しかし、「地下水管理システムの機能強化対策」は、不透水層からの汚染水の上昇には対応できず、また大地震による液状化のおそれもあって、安全性への懸念は払拭できません。そもそも東京ガス工場跡地を選んだがために、今回の工事だけでは終わらず、際限なく汚染対策が求められることを危惧します。

 

築地で事業を続けたいと考えている事業者は、「築地は守る」という知事の基本方針に、築地が「市場」として復活すると期待を寄せました。今回の補正予算審議の中では、こうした事業者の期待に応える具体的なビジョンが示されなかったことが残念です。今後「築地再開発検討会議」を設置し検討するとのことですが、事業者や地元と協議して、「築地市場」が何らかの形で復活することを期待するものです。

 

生活者ネットワークは、かねてから、豊洲市場ほど巨大な規模の市場が必要なのかと疑問を呈してきました。卸売市場の取引量はすでに減少しており、今後の人口減少、魚を取り巻く環境の変化や物流のあり方を考えると、取引量を過大に見積もった市場規模は、大きすぎる公共施設として重荷になるのではないかと指摘しました。

山内れい子HP