豊洲移転問題で「百条委員会」設置へ-問われる都議会のチェック機能

2017年2月22日 21時48分 | カテゴリー: トピックス, まちづくり, 活動報告, 環境, 議会改革,

豊洲移転問題で「百条委員会」設置へ-問われる都議会のチェック機能

 

本日2月22日、都議会第1回定例会がスタートした。これまで特別委員会を設置し審議してきた「豊洲新市場移転問題」については、今議会直前まで会派間調整が行われ、《議会の権能を使って参考人を招致し、証言、記録の提出を請求することができる百条委員会に切りかえよう》という方向で話し合われてきた経緯がある。

本会議を迎えた本日、強い調査権を持つ「百条委員会」の設置が全会一致で可決。今後、特別委員会をどの時点で終了とし、いつ百条委員会を開始するかなどの調整へと進める。

 

都議会生活者ネットワーク控え室で協議する、左から、政策委員の岡本京子、都議の西崎光子、政策委員のきくちやすえ、都議の小松久子、都議の山内れい子

s都議会生活者ネットワーク控え室で協議する、左から、政策委員の岡本京子、都議の西崎光子、政策委員のきくちやすえ、都議の小松久子、都議の山内れい子

本会議では、知事の招集挨拶が行われ、今定例会にかかる所信とともに多岐にわたる施策の方向が示された。3月2日には、都議会生活者ネットワークを代表して、山内れい子が一般質問に登壇。また、この3月には、2017年度予算を集中審議する予算特別委員会が召集となる。これらに備えて、都議会生活者ネットワークは、議員団にくわえ都政担当政策委員の岡本京子菊地靖枝も参加しての協議が進行している。

 

生活者ネットワークは、豊洲問題にくわえ、オリンピック・パラリンピックに係る準備状況、女性、障がい者就労支援など山積する福祉課題、東京問題を論点に、緊張感をもってこの定例議会に臨みます。

 

豊洲市場移転問題特別委員会/開催経過

 

豊洲市場移転問題特別委員会で質疑する都議の小松久子

豊洲市場移転問題特別委員会で質疑する都議の小松久子

昨年10月の設置を経て開会されてきた、「豊洲市場移転問題特別委員会」。都議会生活者ネットワークからは、議員団を代表して、小松久子[杉並区選出]都議が参加。この1月31日、2月14日の委員会では、《豊洲市場の工事終了後、2年間継続して行っていた地下水モニタリング調査の、その最後となるはずだった9回目で、環境基準の79倍という高濃度のベンゼンが、ほかにも基準値を大幅に上回る猛毒のシアン、ヒ素などの汚染物質が検出された》ことを受けての開催となった。

◆検出されたベンゼン、シアン、ヒ素の値、その毒性はどの程度のものか。環境影響や健康への影響が考えられるのか。揮発によって建物の内部にも侵入し、生鮮食品への汚染につながることがないといえるのか。

◆今回の有害物質の検出は、盛り土のあるなし以前に、東京ガス工場の操業に由来する汚染除去が不充分であったことの証左ではないか。

◆そもそも、築地市場の取扱数量として水産、青果とも右肩下がりの実績にあり、市場の役割の縮小傾向が明らかである中、施設整備計画の見通しは過大ではなかったか。大きな入れ物をつくった理由は何か。

ーー等々、汚染問題を機に、生活者ネットワークが、豊洲移転計画が急浮上した2000年以降一貫して問い続けてきた、豊洲という、問題の多いいわくつきの土地への市場移転は受け入れ難く、計画に反論、異を唱えてきた、その根拠となる諸問題が、ここに来て、あらためて検証・審議されるかたちとなっている。

委員会審議の経過、生活者ネットワークの質疑の模様など詳細報告は、都議会議員:小松久子の公式サイトへ。ぜひ一読いただき、ご意見をお寄せください。