「女の平和」  女たちが、 国会を真っ赤なヒューマンチェーンで囲んだ日

2015年1月19日 17時26分 | カテゴリー: ステートメント, トピックス, まちづくり, 国際・平和, 女性, 活動報告

赤は怒りの赤!平和への情熱の赤! 国会を真っ赤なヒューマンチェーンで囲んだ日

「1.17国会ヒューマンチェーン女の平和」の呼びかけ人に加わった、東京・生活者ネットワーク都議会議員(杉並区)の小松久子が、この日の国会包囲行動に参加した

1月17日、国会を囲む「『女の平和』ヒューマンチェーン(人間の鎖)」が行われた。安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認や改憲の動きに断固反対!を表明する女性たちが、赤いウエア、赤いものを身に着けて国会を取り囲んだ。主催者発表では約7000人が集まった。

赤は怒りの赤! 平和への情熱の赤! 赤を身につけ平和を希求する「女の平和」は、1970年代、アイスランドの女性たちが立ち上がった「レッド・ストッキングの戦い」に思いを重ねたもの。当日は、「女の平和」実行委員で元中央大学教授の横湯園子さんが「全国の女性が安倍政権に『ノー』と示そう」とあいさつ。安倍総理にレッド・カードを突きつけた。東京・生活者ネットワークの都議会議員小松久子は呼びかけ人の一人。発案者である元中央大学教授、横湯園子さんからの呼びかけに応じたもの。横湯さんをこの活動に駆り立てた思いが以下の「呼びかけ」にあらわれている。

 

国会正門の向かい側では、呼びかけ人に連なる女性たちがリレートーク

いつの間にか、政治が戦争への道へと動き出していた。
集団的自衛権の閣議決定に続き、衆院選で政権継続が決まった途端に憲法改正への言明である。平和憲法のもとで70年間、生命、生活、生存を守られてきた日本をアメリカといっしょに海外で「戦争ができる国」に変えようとするとは何ごとか。
なぜ、殺し合いをさせるのか。なぜ、緑の地球を壊すのか。なぜ、命を愛おしむ声が届かないのか。どうしたら平和を願う声が届くのか。

それはまだ、晩夏の頃の夜明け前のことであった。空けやらぬ夜気窓部目覚めて悩み、問い続ける日が続いた。ふっと気がつくと、「女の平和」という文字が浮びあがってきた、と言うとオカルトチックに聞こえるかも知れないが、何とはっきりとした文字であったことか。

 

この日、赤いものを身につけて集まった女性と男性は約7000人。午後1時から3時までのあいだに4回のヒューマンチェーンをつくり、声をあげた

なぜ、「女の平和」なのか。まず私の戦争の記憶を記したい。(中略)
私のような、否、私よりもっと、底なしの地獄を見てきた人は多いはずである。今、その絶望を語る時ではないか。戦争を知らない世代も憎しみより愛を、戦争より平和を願っている。その願いを共に声にしたい。それが平和憲法に守られてきた私たち、日本人の声なのだから。(中略)

アイスランドでは1970年に古い因習を打ち破る運動がはじまり、国際婦人年の75年に女性の90%がレッドストキングを身につけて休暇をとり、家事を放棄して女性の役割がいかに重要であるのかを訴え、大統領府前の中央広場を女性たちがうめ尽くすという歴史的な大集会があったことを知った。80年、民選による初の女性のヴィグディス大統領が誕生。86年にレーガン、ゴルバチョフ両大統領の呼びかけにより平和会談がレイキャビークでもたれ冷戦終結のきっかけとなるが、それを主宰したのが彼女であった。(中略)

「女の平和」殺し殺されるのはイヤ! アイスランドで女性たちが立ち上がった“レッドストッキングの戦い”の史実に思いを重ねて、女たちからのレッドカードを」である。

行動に参加した、東京・生活者ネットワーク都議会議員の小松久子(左)、調布・生活者ネットワーク政策委員の二宮ようこ(中央)と元調布市議会議員の八木昭子(右)

20世紀は、第一次、第二次世界大戦、「冷戦」と続き、「戦争の世紀」と言われる。21世紀に入ったものの、民族や宗教の違い、貧富の格差などを背景とした地域紛争やテロが今なお世界各地で起きており、「戦争の世紀」の教訓が生かされてはいない。だからいま、この日を境に、争いのない平和の実現に向けて、女性たちが手をつなごう。子どもや男たちを殺し殺させないために、声をあげていこう。「戦後70年」を平和憲法の元で迎えるために。