猪瀬知事の辞任について(談話)

猪瀬知事の辞任について(談話)

本日ついに猪瀬知事から辞職願が提出されました。

そもそも猪瀬知事は、石原前知事が任期途中で都政を放り出し、後継指名されて誕生しました。在任わずか1年で、「政治とカネ」の問題で辞職に追い込まれ、3年足らずの間に3度の都知事選挙を迎えることは、都民にとって大変不幸なことです。

猪瀬知事の5000万円の借り入れ問題について、この間、都議会は、総務委員会で集中審議を行ってきましたが、各委員に問い質されるたびに、知事の説明は二転三転し、疑惑解明にはほど遠い状況で、法的拘束力を持つ百条委員会での追及もやむを得ないと判断したところでした。

都議会生活者ネットワークは、選挙違反で多くの逮捕者を出し、東京都とも利害関係のある徳洲会から5000万円ものお金を簡単に借りたという猪瀬知事に、これ以上知事として務める資格はないと判断し、辞任を求めてきました。  

オリンピック開催準備の遅れだけでなく、来年度予算編成を控えた大事な時期に、都政の停滞と混乱をこれ以上続けるわけにはいかないと考えると、猪瀬知事の辞任表明は遅きに失した感があります。

この1か月間の都政の停滞によって、都は国に対する発言力を低下させ、国の関与を強化させてしまいました。

オリンピック開催都市としての責任や、税制改正など重要課題が山積する今、一日も早い都政の正常化に向けて、都議会生活者ネットワークは、全力で取り組んでまいります。

2013年12月19日

都議会生活者ネットワーク

幹事長 西崎光子

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