生活クラブ運動グループと政策協定

ピアふぇすた2010〜地域で奏でるハーモニー 開催!

市民マニフェスト運動の報告
市民マニフェスト運動の報告

11月27日、生活クラブ館(経堂)で生活クラブ運動グループ(注)・東京運営委員会主催のピアふぇすた2010が開催されました。3回目となる今年は運動グループが取り組んだ市民マニフェスト運動の活動発表の場として企画され、120名を超える参加がありました。

まずは東京政策・2011をパワーポイントで紹介。以下の7項目で、暮らしや活動の現場での出会う課題を解決するための提案がまとめられています。
Ⅰ 東京発の食料自給率の向上を図る
Ⅱ 食の安全を確保する
Ⅲ 東京の農業を守り育てる
Ⅳ 自然エネルギーへの転換と資源循環型都市を目指す
Ⅴ 安心して生み・そだてるためのしくみをつくる
Ⅵ 誰もが安心して住み続けられるまちをつくる
Ⅶ 地域力・市民力を生かした地域をつくる
☆「東京政策2011」全項はこちらから

各地域のマニフェストプロジェクト発表では市民から集めたひとこと提案をもとに、まずワークショップなどで仕分け、調査したり、行政にヒアリングしたり、予算要望・政策にまとめたり、生活者ネットワークの議会質問に生かしたりと「まちの自治」に向けて、元気に動き出している様子が報告されました。
「松葉のダイオキシン調査2010.3」は2008年、東京23区で始まった廃プラスチックの混合焼却が、大気にどんな影響を与えるのか、クロマツの葉を環境指標として検証するもの。調査実行委員長の松山つかささん、圖師和美さんからは混合焼却前後(2007年3月、2010年3月)の調査でダイオキシン類濃度が上がってきているとの調査報告があり、ごみの量を減らす社会のしくみをつくるために、容器包装リサイクル法改正に向けてさらに署名活動を広げることが共有されました。

東京・生活者ネットワークからは、源流から東京湾まで多摩川55キロを10回に分けて各地域ネットのメンバーが一緒に歩いた映像「多摩川を歩く」が紹介されました。取水されて飲料水となって人間の体をめぐり、水再生センターで処理された排水が再び川の流れになる都市河川。ゆったりとした多摩川の流れや動植物の映像にしばしいやされた、という声が多く聞かれました。

会の最後には運動グループ各団体と東京・生活者ネットワークの政策協定が結ばれ、ともに練り上げてきた東京政策2011を実現するために、ともに力を尽くしていくことを確認しました。

会場では地域協議会ごとのマニフェスト運動のまとめが展示され、運動グループのブースでの活動紹介や農作業受託ネットワークNPO法人たがやすの野菜販売、エコメッセ、スーユンタンの着物や古布で作った作品の展示販売も行われ、活動の広がりが一層実感されました。
東京・生活者ネットワーク代表委員 池座俊子

(注)生活クラブ運動グループは生活クラブ生協・東京、東京ワーカーズ・コレクティブ協同組合、NPO法人アビリティクラブたすけあい、社会福祉法人悠遊、東京コミュニティパワーバンク、NPO法人コミュニティスクールまちデザイン、環境まちづくりNPOエコメッセ、NPOまちぽっと、農作業受託ネットワークNPO法人たがやす、東京・生活者ネットワークの10団体で構成されています。

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