六ヶ所再処理工場はいらない

STOP!放射能汚染

止めよう!六ヶ所再処理工場
 日本国内の各原発で燃やされた使用済み核燃料をせん断し、大量の化学薬品を使ってプルトニウム、燃え残りのウラン、死の灰に分離する化学工場「六ヶ所再処理工場」(青森県上北郡六ヶ所村)の本格稼動が迫っています。

 使用済み核燃料は人が近づけば即死してしまう強力な放射線と高熱を出し続ける放射能の塊。再処理工場が本格稼動すると、民生用では世界最大規模となる年間800トンの使用済み核燃料を処理することになります。その過程で放出されるクリプトン、トリチウム、ヨウ素、炭素など気体状放射能は巨大排気塔から空へ、六ヶ所村沖合3kmの海洋放出口からは、あらゆる種類の放射能が廃液に混ざって海に捨てられます。放射能は魚貝・動植物などによって生体濃縮され、人が食物摂取する際には数万〜数百万倍の濃度になると予想され、健康被害とともに、日本の農畜産物、海産物に壊滅的な打撃を与えることが危惧されています。

 全国各地の生協、漁協、農協の協同組合や市民団体、食品を扱う産直団体が呼びかけ、食品メーカー、海を守りたいサーファーなど、596団体が賛同。
 生活者ネットワークも賛同団体として参加し、昨年夏に立ち上がった「六ヶ所再処理工場に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」が1月27日、日比谷野外大音楽堂を会場に市民集会を開催。全国から集まった賛同者が、各地のこれまでの活動をアピール。

 各界の応援者も駆けつけ、アーティストのSUGIZOさん(写真上)も参加。作成にかかわった「ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ」を自ら紹介。多くのアーティストによるパフォーマンスで、会場はコンサートさながらに盛り上がりました。

 小音楽堂ではミュージシャン中心の「No Nukes More Hearts」のコラボレーション企画もあり、合わせての参加者は2600人でした。

2500人で銀座をパレード
 集会後は「六ヶ所のことを知らない人に、一人一人が伝えていこう」「食べ物や海を、子どもたちを放射能汚染から守ろう」を合言葉に、日曜日の都心の街をパレード。(写真下。右は生活者ネットの参加者)

院内集会・大盛況
1月28日には、参議院議員会館で院内集会を開催。
市民参加者185人(議員会館の通行証でのカウント)
国会議員(秘書の代理含む)17人
内閣府、経産省、農水省、環境省からは予定を超える10人以上
合計約220人の参加で、立ち見でも入れないほどの盛況でした。

昨日提出した署名数は、
六ヶ所再処理工場に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク 379,469
漁協 399,524
27日の集会の企画協力をいただいた「サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(写真右中)」も、彼らが集めた「海や空を放射能で汚す『六ヶ所再処理工場』の本格稼動の中止を求める署名31,890筆をこの場で提出。

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