地域力・市民力を高める・・・東京ネット議員研修スタート

東京・生活者ネットワークは、4月の統一地方選挙を経て63名の地方議員を擁するローカルパーティとなり、市民政策の実現を図る政治主体としてその責任は重大です。また、今回の選挙で、新ネットでの議席の獲得、複数化の実現、ローテーションの実現などにより、30名の新人議員が誕生したことは大きな成果でした。ネット議員の約半数が新人となったことにより、26年の実績を踏まえ、この新しい力を結集して次の時代のネットの政治をつくりあげ、政治の閉塞を自らの手で打ち破ることが、今大きな課題となっています。
 今年度の議員研修は、その目的を「統一地方選挙で有権者に訴えた『ネットの政治』を実践する」とし、最終目標を「議員提出の上程」と定めました。

生活者ネットワークは日常活動としてまちの課題をきめ細かく掘り起こし、調査し、政策化してきましたが、次の課題として自治体の法律ともいえる条例(案)を自分たちで作成
し、議員提案でその実現を図ろうというものです。本来議会は立法府として政策をつくり、条例をつくるという役割があるにもかかわらず、自治体議会での議員提出条例案は全国的にも非常に少ないのが実態です。分権の時代にあって、“議会を変える!”“自治体のルールは市民が決める”これが生活者ネットワークの目標です。
 今回は、各地域ネットでテーマを選択し、調査・政策化し、条例案をつくり、そして議会内や行政との折衝も行い上程をめざす1年間の活動です。新人議員、2期以上の議員はそれぞれの役割を担ってリーダーシップを発揮し、地域ネットのメンバーも参加し、ローテーションを果たした前・元議員のサポートもあり、とさまざまな主体による活動を積み上げながらゴールを目指します。

生活者通信NO.144より

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